GPT-4oのファインチューニングを提供開始

OpenAIは2024年8月22日、GPT-4oのファインチューニング機能の提供を開始しました。開発者は各々、特定のユースケースに対して最適化できるようになりました。

自分好みにカスタマイズできるから、いろんな場面で使えそうだ。しかも、9月23日までは1日100万トークンまでタダで使えてお得。

GPT-4oのファインチューニングってなに？

ファインチューニングっていうのは、GPT-4oを自分のデータで追加学習させることなんだ。超簡単に言うと、

ファインチューニングを行うことで、以下のようなメリットが得られます。

OpenAIは、開発者がアプリケーションに最適なモデルを構築できるよう、今後もモデルのカスタマイズオプションの拡充に注力していくそうです。

実際に使ってみた人たちの感想は？

OpenAIは、ファインチューニングを公開する前に、何社かと一緒にテストしてたんだ。そしたら、めっちゃいい感じの結果が出たらしい。

ソフトウェアエンジニア向けツールを作ってるCosine社が、GPT-4oをファインチューニングしたら、SWE-benchのVerifiedベンチマークでトップの成績を取りました。 

Cosine社のGenieといういうツールは、実際のエンジニアのデータを例にGPT-4oを学習させました。

ファインチューニングしたGPT-4oを使ったGenieは、SOTAスコアが43.8%をマークした。SWE-bench Fullのスコアは30.08%を記録し、以前の19.27％から大幅更新しました。

フォーチュン500のAIツールを作ってるDistyl社は、SQLを生成するベンチマークのBIRD-SQLで1位を獲得しました。

Distyl社がファインチューニングしたGPT-4oは、リーダーボードBIRD-SQLで71.83%の精度を達成した。クエリの書き換え、意図の理解、複雑な思考、自分で修正するなどのタスクをこなします。

SQLとは、データの操作や定義を行うなどデータベースを操作するためための言語です。SQLを使うことで、データベースに格納されたデータの検索、挿入、更新、削除などの操作を行うことができます。

GPT-4oのファインチューニングは、開発者にとって強力な機能になるだろう。自分のやりたいことに合わせてモデルを作れるし、少ないデータでもいい感じに動くから、いろんなことに使えそうです。

OpenAIがメディア企業コンデナストと提携

OpenAIが大手出版社のコンデナストとパートナーシップを結んだんです。

コンデナストって聞いたことある？

そう、あのVogue（ヴォーグ）やThe New Yorker（ニューヨーカー）、GQ、Wiredを発行している出版社です。

彼らのハイクオリティなコンテンツを、OpenAIのSearchGPTに組み込み新しい検索のテストをしています。

SearchGPTはタイムリーに情報ソースにアクセスでき、ユーザーがより良質な検索結果を素早く得られる

コンデナストとの提携は相互補完となるか

コンデナストとOpenAIの戦略的提携は、両社にとって多大な相互利益をもたらす可能性を秘めている。コンデナストは長年にわたり蓄積してきた質の高いコンテンツを保有しており、

OpenAIはコンテンツを自社のAIシステムの改善に活用することができる

。そして、SearchGPTで得られたノウハウは、最終的にはChatGPTにも反映される。

その一方で、コンデナストは最先端のAI技術を様々な出版業務に取り入れることで、

業務の効率化と新たな価値の創出が期待できる。

しかしながら、この提携にはリスクも伴う。コンデナストは自社のコンテンツをOpenAIに提供することで、

将来的なライバルを育ててしまう可能性がある。

AIシステムが高度化するにつれ、従来のジャーナリズムや創造的なライティングを凌駕する恐れがあるためだ。

ライター殺しにならないだろうか？

AIの活用とコンデナストのブランドが長年培ってきた独自性のバランスを取ることも、重要な課題

OpenAIにとって、コンデナストのような大手出版社とのパートナーシップは、

メディア業界における影響力の拡大につながる重要な一歩

だ。過去、Googleニュースがメディアと提携していたときに類似するのではないだろうか。

AIでもテックがメディアに浸透する世界

両社の提携は、メディア業界とテクノロジー業界の融合が加速する中での重要な一手と言える。従来型メディアのデジタル変革と、AIの健全な活用の在り方を示す先行事例となる可能性を秘めている。ひいては、業界全体の変革を促す契機にもなり得るだろう。

その意味で、このコラボレーションの行方は、両業界の将来を占う上で非常に興味深い。

2社のタッグに大きな期待を寄せつつ、SearchGPTの利用開始を心待ちにしていようと思います。