NuScale Power（ティッカー SMR）のFY24Q3決算説明会の要点と質疑応答を和訳共有します。

エネルギー需要の動向と市場機会

データセンター需要

• 国のデータセンター電力消費は2024年の25ギガワットから2030年に80ギガワット超へ拡大見込み
• 5ナイン(99.999%)の信頼性が求められる24時間稼働の電力需要
• McKinseyの分析によると、国内電力消費に占める割合は2023年の3-4%から2030年に11-12%へ増加

大手テクノロジー企業の動向

• Amazon: Talen Energyのデータセンターキャンパスを取得
• Microsoft: Three Mile Island原子力発電所からの電力供給契約を締結
• Google: SMRによる1ギガワット以上の発電を検討
• Oracle: 1ギガワット以上のエネルギーを必要とするデータセンター設計を議論

NuScaleの競争優位性

技術的優位性

• 米国NRC承認済みの唯一のSMR技術
• AC/DC電源不要で無期限の自己冷却が可能
• サイト境界内に限定された緊急計画区域(EPZ)を実現

製造準備状況

• Doosan Enerbilityによる初のNuScale発電モジュール製造が進行中
• 確立されたサプライチェーンパートナーシップ

財務状況（2024年第3四半期）

• 現金・現金同等物・短期投資: 1億6,170万ドル
• 収益: 50万ドル
• 純損失: 4,550万ドル
• 営業費用: 4,120万ドル（前年同期比5,270万ドル減）

質疑応答

Q1: Talenとアマゾンデータセンターに対するFERCの却下について、どのようにお考えですか？これはSMR（小型モジュール炉）、増分電力、ベースロード、ゼロエミッションなどの必要性を証明するものと思われますが。

これによってパイプラインや新規顧客からの関心が高まると予想されますか？